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ハハ 自転車への思い 再び

義母との日々 義母との日々

ハハが帰省から戻り、
またデイサービスに行くのが
嫌になってしまいました。

それに加えて、もうひとつ
復活したものがあります。
「自転車に乗りたい」という思いです🚲

故郷では自転車が足だった

故郷にいた頃のハハは、
病院へ行くときは
知り合いの車やタクシー。

バス停までは歩いて15分。
しかも、バスは1時間に1本
だったからです。

スーパーへの買い物は
自転車を使っていました。

自転車をやめてもらった理由

でも私や夫は、
80歳を過ぎたハハが
自転車に乗るのは
とても危ないと思っていました。

元気だからこそ、
転んだときのリスクが大きい。
もし足を骨折したら、
動けない期間が長くなって、
認知症へ進むことも
あるかもしれません。

何でも自分でしたいハハにとって、
寝たきりは
きっと耐えがたいことです。

実は私の祖母も、
自転車ではありませんが
転んで大腿骨を骨折し、
寝込んでから認知症が
進んでしまいました。

だから、ハハにはこちらへ越してくるのを
きっかけに、
自転車はやめてもらいました。

「自転車があれば」

でもハハは、
息子2人と嫁の私に反対されて
しかたなくやめただけ。

こちらに来たばかりの頃は
「自転車があれば」と
何度も何度も言っていました。

スーパーの近くで、
自転車に乗るお年寄りを見かけては、

「ほら、私と同じくらいの人が
自転車に乗っている」

「自転車があれば、
買い忘れたものがあっても
すぐにもう一度行けるのに」

そのたびに私は、
「必要なときは車を出すよ。
一人がよければ、送ったあと
またお迎えに行くよ」
と答えていました。

歩いて行ける場所を選んだ

ちなみに買い物は、
私が週1回スーパーへ行くので
そこで一緒に行く約束です。

あとは必要なときに
声をかけてね、という感じ。

私がほかの用事で出かけるときも
ハハに声をかけて、
一緒に行ったり行かなかったり。

今のハハの家は、
スーパーも病院も郵便局も銀行も、
生活に必要なところが
すべて歩いて行ける距離です。

バス停も歩いて5分以内で、
本数もたくさんあります。
一人で遠出したければ、
それも十分できます。

ハハは「自分のことは自分でしたい」
と言っていましたし、
私とべったりしすぎないほうが
いい関係を続けられる。
そう思って選んだ場所でした。

何もかも禁止されて

ある日、スーパーへ行く車の中で
いつもの「自転車があれば」が
始まりました。
その日はいつもよりしつこくて、

「こっちに来てから、
 何もかも禁止されてしまった」

「コンロもIHになって使いにくいし、
 仏さんのろうそくもダメ」

「自転車も
 ふわりちゃんが反対するから」

とまで言われてしまいました。

乗りたい気持ちは
分かっていたから、
言われるたびにつらく、
そこへ、何もかも
私のせいのように言われて、
つい強めに言い返してしまいました。

「私はもう何も言わない」

「たしかに自転車については、
 私がいちばん反対したよ。
 でも、ほかは夫と兄の意見。
 私じゃないよ」

「でも、そんなに乗りたいなら
 もういいよ。
 夫と兄がOKを出したら、
 乗ればいいんじゃない?
 私はもう何も言わないから」

ぴしっと言ってしまいました。
言ったあと、少し
「しまった」とも思いました。
でも実際、私も
しんどくなっていたんです。

帰省して、また

それからは、ハハの
「乗りたい」がぐんと減りました。
たまに言われても、

「その件は、私はもう
 関わらないから、
 夫と兄に相談してね」

と流していたからかもしれません。

いつの間にか、
言わなくなっていたのに……。

帰省してから、
また出るようになりました。

故郷でいろいろな刺激を受けて、
自転車に乗っていた頃の自分を
思い出したのかもしれませんね。

気持ちは分かるけれど、
しばらくは思いやられそうです😮‍💨

前回のお話は
こちらに書きました
→ ハハ 帰省 デイサービスに通う理由

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